毎年行わなければならない確定申告は、その煩雑さから、面倒くさいと感じる方も多いでしょう。もっとも、所得税等の申告は国民の義務です。そして、確定申告の期限を過ぎてしまうと、無申告加算税や延滞税などのペナルティが課される可能性があるため、今年の確定申告の期限はいつからいつまでなのかをしっかり把握しておくことが非常に重要です。
■2022年の確定申告の期限は?
確定申告の期限は、個人の場合と法人の場合で異なります。
●個人の場合
個人の場合は、確定申告の期限は、「申告する期間の翌年の2月16日~3月15日」とされており、申告期限・納付期限が土日祝の場合は、その翌日が期限となります。
よって、2021年分の確定申告期間は、所得税の場合、2022年2月16日(水)から2022年3月15日(火)となります。
また、申告の期限は税金の種類によって異なります。
・所得税…申告・納付期限:翌年3月15日
・贈与税…申告期間:翌年2月1日~3月15日、納付期限:翌年3月15日
・消費税…申告・納付期限:翌年3月31日(※2年前の売上高が1,000万円を超える個人事業主が対象)
●法人の場合
法人税等の申告期限は、原則として「決算日の2か月後」であるため、定款に定められた事業年度の日によって異なります。期限日が土日祝の場合は、その次の税務署の開庁日(月~金)が期限となります。例えば、会社の決算日が3月31日である場合は、2021年分の確定申告の申告期限は2022年5月31日(火)となります。
■確定申告はお早めに
期間中は、税務署が開いていない土日や時間外でも確定申告書を提出することができます。忙しくて税務署に行けないという方は、郵送やオンラインでの電子申告も可能です。
また、税務署は、確定申告期限の初日や月になると大抵混雑します。特に申告期限直前になると、確定申告のために1~2時間もの待ち時間が発生することも珍しくありません。また、書類の不備などの問題が出てくることもありますので、早めに確定申告の準備を始めた方が良いでしょう。
確定申告に必要な書類は以下となります。
●必要書類
・確定申告書類
・本人確認書類
・口座情報がわかるもの
・所得が証明できる書類
・控除を受けるための必要な書類
・印鑑
上記に加え、白色申告では「収支内訳書」、青色申告では「青色申告決算書」が必要となります。
原口税理士事務所 では、福岡県を中心に、熊本県、大分県、佐賀県、長崎県の広いエリアで、法人の皆様の「記帳サポート」や「税務申告」、「事業継承対策」などのさまざまな税務相談を承っております。「個人事業主の税務調査」に関してお困りのことがございましたら、お気軽に当事務所までご相談ください。
2022年の確定申告はいつからいつまで?
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